八戸コピー委員会 Archive
'10 01月23日 (土) 13時55分 : 八戸コピー委員会 Vol.2 一言だけの形容詞

ことのほか皆様からリアクションをいただけた前回に引き続き、八戸のコピーを勝手に考えてみようという企画の第2弾でございます。前回のコピーは、以下のようなものでした。

上記コピー案について、個人的にはまずまずの感触まで得ているんですが、「温かい(あったかい)の部分が若干ベタで差別化できていないなぁ・・・」とか「北の港町という部分のインパクトが無いなぁ・・・」といった問題意識もあちこちに抱えていました。
そこで、今回は上のコピーをマイナーチェンジしてみました。以下が新しいコピー案です・・・どうぞ!

・・・ハイ。前回のコピーから変化した点は以下の通りです。
- 「温かい」の表記を「温ったかい」に変更
- 前半と後半の主従関係を逆転
- 「北の港町」を「泣ける港町」に変更
- 最も目立つ部分を縦書きに変更
厳しくも豊かな風土と、逞しくも謙虚でやさしい人々に育まれ、今日も切ない情感を湛える、港町。それを「泣ける」というたった1つの言葉にまとめてしまいました。前回の記事のコメントにもあったのですが、前半の「凛々しくて・・・」の部分は写真素材の上に乗ってくるイメージで、メインの「泣ける港町、八戸へ。」というコピー部分は文字>写真という優先度。本当は写真込みで出せたらと思うのですが、そこまでやりはじめると作業が遅くなってしまい皆様に見ていただく機会を遠く先にしてしまうため、この状態での公開です。ご容赦ください。
さて、個人的な感想ですが、メインの「泣ける港町」という部分は、けっこうイイ線じゃないかと思っていたりします。港町の文化を包み隠さず観光客に見てもらえた時、観光客の心をどんな風に動かせるか・・・それを集約した言葉として、「泣ける」という抽象化は予想以上にシックリ来ています。「凛々しくて」「切なくて」「温ったかい」港町を見た結果、「泣ける」と感じてもらえたら、おそらくそれは観光として成功している。そんなイメージですね。ちなみに「凛々しい」「切ない」「温ったかい」の3つは八戸の様々な特徴を集約したもので、詳細は前回の記事にまとめていますので、未読の方はそちらも御覧いただければと思います。・・・そして「泣ける港町、」は「八戸へ。」と続きます。実際に八戸に来てほしい、動いて欲しいという思いが強かったので、体現止めで言い切るのではなく、余韻を残す感じで終わらせていますが、これがキリキリ文字数も詰まった状況ではないかと思います。
もし評判が良かったら、当サイトのトップページの文言とかもコレに差し替えようかしら? なんて思っております。自惚れ甚だしい話ではありますが、個人のサイトということで、ひらに、ひらに。もし良かったら、ご感想などお聞かせくださいませ!
今日の写真
去年改装工事をされたことでレンガ作りの凛々しさをより一層楽しめるようになった八戸酒造さんの蔵が、本日の写真です。海風を顔に受けつつも堂々と湊を睨む頑強な壁の上では、すべてが滑らかに繋がった曲線を描いてうみねこが舞っている。遠くから聞こえてくる船のエンジン音、風。これはね、実際泣けますよ(笑)。ええ。
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'09 12月26日 (土) 11時33分 : 八戸コピー委員会 Vol.1 考え続けて早5年、現状報告

八戸のキャッチフレーズを考えて早5年、このサイトを作った理由は「八戸を盛り上げるため」ではあるけれど、隠れた理由に「サイトを作って自分の考えを整理しているうちに、キャッチフレーズも思いつくだろう」という楽観的な先読みもあったんです。
でも、まだ決まんないんです。企画屋としての名折れです。
とはいえ実はほぼ決まってるんですが、しっくりも来てないんです。いつかきっと自分で納得のいくコピーが出来るんだろうと思っていたけれど、5年かかっても出来ない・・・というわけで、ここでその考え途中のものを皆さんに見ていただいた上で、アドバイスなぞをいただければと思った次第です。そもそも当サイトのメインコンテンツである写真の公開だって「素人の写真だし、見られるのは恥ずかしい・・・けど、ネットならいつでも変更が聞くし、人に見られることで撮影する僕の意識も変わるし鍛えられる。ここは恥を忍んで公開しよう!」と考えていたわけで、それをコピーにも応用するほかないだろう、と。
というわけで、以下が八戸のコピー・草案です。

デザインのへったくれもない状態での公開、相変わらず恥ずかしい限りかぎりなんですが、これが今のところの僕の案です。
企画の基本として「他者との差別化」が挙げられますが、上記のコピーを構成する3つの言葉はあまり町のコンセプトには出てこない言葉として使ったつもりです。それぞれには、下記のようなモチーフが集約されています。
「凛々しい」
- 勇ましく命をかける漁師
- 港を造り育てる工業
- すべてが凍り付く冬に負けない人々
- スケート・ホッケーといった氷を扱う鋭いイメージあるスポーツ
- 荒れる北の海と海岸線
- 威風堂々としつつ細工は流々の三社大祭
- 馬・うみねこといったスピード感のある動物と、蕪島の勇姿
- 屈強で寡黙な男と、艶っぽく筋の通った女
- 新幹線「はやて(疾風)」
「切ない」
- 成長が止まった過去の町並み
- 演歌が似合う円熟した港
- 出港の度に別れを繰り返す漁師の悲哀
- 高くない平均収入と、若者が出て行く貧乏な一地方の現状
- 大飢饉の悲惨な過去
- 再生を模索する中心街
- ただただ厳しく吹き荒れる「やませ」
「温かい」
- 朝市の人々のふれあい
- 人なつこい横町文化と、労働者を労う飲み屋
- 豊かな自然からの安全・安価な食材と、旨い肴と酒
- 港町として人々を受け入れてきた歴史
- 家族を大切にする昔ながらの日本文化が今も息づく
- 冬を鼓舞する「えんぶり」
- せんべい汁/いちご煮
- コーヒー
で、上記のコピーで僕個人が特に気になっているのが・・・「温かい」です。この言葉が、ちょっと他の町との差別化になっていないように思われるんですね。「あったかい」とひらがなで表現しない事である程度の差別化は出来ていると思うんですが、それにしても「あったかい町」なんて、どこの町でも標榜している言葉です。これではキャッチコピーの意味がない。一方で、「凛々しい」「切ない」はなかなか町のコピーとして見ない言葉で、かつ北の港町・八戸の現状をウソなく表現しているように思います。「切ない」という言葉は八戸に住む方々にとっては若干扇動的過ぎるかもしれませんが、これぐらいインパクトがないと言葉を掲げる価値すらないと思うので、このような表現を使わせていただいています。
山を背に海に向かい立つ凛々しさ、地方の情感豊かでリアルな切なさ、そして人々の温かさ。それらが「港町」というパッケージに収まっている八戸は、ただ目や口を喜ばせてもらったりジェットコースターに乗せられるような観光ではなく、観光客自らが感じる観光でなくてはならない。観光客の人々の心が自発的に動くような町でなくてはならない・・・そんな考えから、あくまで観光客の心に浮かんで欲しいキーワードを並べたコピーにしてみました。
・・・さて。ここで告知なのですが、以下のご意見を募集いたします。
- このコピー、どう思いましたか?
- 特に「温かい」のところのインパクトの無さを、どう思いましたか?
- 「凛々しい」「切ない」「温かい」を置き換えるアイデアはお持ちですか?
- 「凛々しい」「切ない」「温かい」のモチーフになるような八戸の長所はありませんか?
- 上に挙げた例の他に、あなた自身のアイデアのコピーはありませんか?
今回の記事のような、八戸のコピーを考えよう! という試みを、今後シリーズにしていきたいと思います。ツッコミ歓迎(ただしあまり叩かれると辛いですが)、まったく別の切り口のアイデア歓迎です。八戸のありとあらゆる魅力を、たった20文字程度に収めるという試みです。皆さんのお知恵を、是非お聞かせください。
※あくまで僕が勝手に考えてるだけですので、その辺り、是非ご了承くださいませね。
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