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八戸コーヒー通信 Archive

'09 09月15日 (火) 22時11分 : 八戸コーヒー通信Vol.2 「八戸中心街にはドトールが2軒ある」

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先日、知人からこんな話を聞きました。都会の人からすると「田舎ってのは、こんなもんかー・・・」なんて寂しく感じられるかもしれませんが、これが田舎のリアルだったりするので、ちょっと読んでみてください。

八戸の中心街活性化のために集まった人たちの会議で、とあるエライ人が「八戸の中心街にはドトールが2軒もある!」と言っていたそうだ。そんな話ばかりで、ちっとも危機感が感じられなかった。これでは、中心街活性化の先は思いやられる。

知人はガッカリしたような様子でこの話をしてくれて、僕も「そうかぁ・・・」みたいな顔で聞いていました。ただ、その話を聞いた時には気付けていなかったんですが、この話は実は二重に残念な話ではないかと最近になって思い直したので、下記に2つの残念な点をまとめてみたいと思います。

エライ人の良いところ・残念なところ

この話を聞いた瞬間の僕は、「そんなところしか自慢するところが無いのか!」という思いを持ちました。しかし、この感想は僕の早合点であり、無知であり、誤りであったと今では考えています。八戸ぐらいの規模の町で、2件のドトールの収益を支えるほどに八戸市民はドトールに足繁く通っているわけで、これは良いことだと思い直したんです。

僕個人の感覚として、八戸はやたらとコーヒーを飲む人が多いです。例えば朝市には必ずコーヒーのお店が立つし、従兄弟の家や友人の家に行った時もお茶よりコーヒーが出てくる場合が多い。何より、コーヒーを飲む女性が都会よりも多いように感じられます。

・・・ドトールが多いことも、八戸とコーヒーとのつながりを紐解くヒントかもしれない。

そう考えると、エライ人が言っていることに価値が感じられるようになったわけです。ただし、ここでドトールについて指摘したエライ人は「だから八戸はコーヒーで差別化できるかもしれない・コーヒーを伸ばせば活性化につながるかもしれない」というところまではたどり着けていなくて、ただ単に「ドトールが2軒あるぜー」としか言っていなかったようで、そこは残念な点だと思われます。ドトールが2軒あるということは、八戸とコーヒーの親和性が高いことの証左であり、町おこしのキッカケがあるかもしれない! というところまで話をまとめていくと、面白い方向に話が進んでいくかも? なんて思います。

知人の良いところ・残念なところ

この話をしてくれた知人は、本当に残念そうに口を動かしていました。八戸の活性化について、真剣である証拠です。その態度を僕はうれしく思ったのですが、少なくとも「中心街の良いところ」について言及したエライ人に対して一定の評価はすべきだろうとも思います。一般的に、年を取ってエラくなるとネガティブな事ばかりブツクサ言うようになって、話を前に進めにくい・・・なんて人が出てきます。過去に成功経験を持つ人や、既得権益を持つ人であれば、なおさらです。

しかしながら、この話に出てくるエライ人は、「ドトールが2軒ある」という他の町に自慢も何もできないような、むしろ都会の人の耳に入ったら恥ずかしくなるような小さな長所を、会議の場で言及しました。このエライ人は、八戸を褒めたんですね。これは素晴らしいことで、是非とも評価すべきだと思うんです。

物事って、けなしたり悪く言ったりするのはカンタンなんですけど、褒めたり良く言ったりするには観察眼や努力が必要だったりしませんか? 僕が田舎に帰って感じる「八戸の人って、なんで八戸を悪く言うんだろう?」という率直な印象は、少なからず「八戸の悪口をカンタンに口にしてしまう人たち」によって形作られているはずです。悪口がうずまいているような町が活性化するはずありませんよね?

このエライ人のように、どんなに小さな事でも、都会の人が聞いたら情けなくなるような話題であっても、良いところは褒めていかなければ芽は出ないのではないか? と思ったりするんです。

コーヒーの名所を標榜する市区町村は、日本に無い

例えばGoogleで「コーヒーの町」「コーヒーと言えば」「コーヒーの名所」「コーヒーで町おこし」なんていうキーワード検索をしてみてください。ちっともピンと来ない結果が返ってきます。日本で「コーヒー」から連想される都道府県・市区町村は存在しないんですね。コーヒーという飲み物は、どこの都道府県・市区町村にも占領されていないキーワードなんですね。強いて言えば鳥取県がコーヒーによる町おこしを標榜していますが、あまり知名度は高くないですよね。まだまだ、コーヒーはどこの町にも属していないわけです。

だからこそ、「コーヒーと言えば八戸」というコンセプトは、価値があります。

八戸は朝市でコーヒーを飲む人が多く、漁港ストアーのような漁師御用達のお店でもコーヒーを出していて、人口の割にはドトールが2軒もあって、コーヒーを好む女性やお年寄りも多く、コーヒーによく似合うジャズが盛んな南郷区を擁しており、南部せんべい+コーヒーという面白いコーヒーの楽しみ方をしています。

上記には僕の主観が数多く含まれていますが、もしこれらの個々の要素の裏が取れれば(例えば統計的に)、案外「コーヒーで町おこし」が現実味を帯びてくるように、僕には思えます。

「旨いコーヒーを飲ませてくれる港町」なんて、良い画だなぁ!

・・・というわけで、中心街のエライ人も、八戸にお住まいの人も、みんなで八戸の面白いところ・良いところを見つけて・褒めて・育てていければいいなって思います。ごく個人的な想いですが、「八戸×コーヒー」には大きな可能性があるんじゃないかと真剣に考えているんですが、どうでしょう?

そんなこんなで、青く静かにゆらめく海と、琥珀色のコーヒー・・・そんな八戸の未来像を考えるこのシリーズ「八戸コーヒー通信」、次回もどうぞお楽しみに!

今日の写真

今日の写真は夏の八戸、気持ちよいぐらいざあざあ降りの中でじっと獲物を待つ釣り人です。この釣り人が、片手にマグカップを持っていて、旨いコーヒーをすすりながら釣りをしている・・・なんて画を想像してみてもらえたら、うれしいです。すごく良い画だなぁ・・・(ポワワン)

なお、この記事では八戸に実在する方の発言を取り上げましたが、発言された方の気分を害される可能性を考慮し、一部を事実と異なる記述にしています。ご了承下さい。

'08 10月10日 (金) 00時28分 : 八戸コーヒー通信Vol.1 南部せんべいとコーヒー

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先日の記事で「もしかして、八戸の人はコーヒーを深く愛しているような気がする」という仮説を立てましたが、この仮説を検証していくべく、「八戸コーヒー通信」なる連載を始めたいと思います。本日のテーマは、八戸が誇る「南部せんべい」とコーヒーとの関わりについて。

八戸市民のみなさんにお尋ねしますが、居間のこたつの上には何が置いてありますか?

  • ふきん
  • お菓子が入ったお盆

これぐらいは置いてありませんか? で、茶菓子の中に南部せんべい、混じってませんか?

何が言いたいかというと・・・僕が子供の頃は、よくコーヒーと南部せんべいという組み合わせのおやつをもらって、南部せんべいをコーヒーに浸けてフニャフニャ・ヒタヒタにしてから食べてました。浸してから食べると、南部せんべいが柔らかく甘くなって、子供もおいしく食べられる「甘いお菓子」になるんですね。それもけっこう複雑なおいしさで・・・

  1. 口に入れた瞬間、コーヒーに入れた砂糖の甘みと、コーヒーの香り。
  2. 軽く噛むとジュワッとコーヒーがにじみ、その後ほんのり塩味。
  3. 楽しい歯ごたえと共に、せんべい自体の豊かなうまみが広がって・・・。
  4. ゴックン。うまい!

・・・となるわけですが、皆さんはそういう食べ方したことあります?

最近だとCMでオレオを牛乳に浸して食べてたりしますし、食パンを飲み物に浸してから食べるのもおいしいですよね。でも、「せんべいをコーヒーに浸ける」って、日本中探しても八戸しか存在しない食べ方ではなかろうか? と思うんです。

だって、せんべいって普通は醤油味なんかが付いているしょっぱいもので、醤油とコーヒーなんてなかなか合わないですよね。塩味もアッサリとした南部せんべいが持つシンプルで奥深い味があるからこそ、コーヒーにすら合ってしまうんじゃないかなぁ。

プラス、ここ数年「せんべい汁」がヒットしてます。味が良くて、しかも「汁物にせんべい」という意外性が面白い。でも、考えてみれば、「しょっぱい汁物にせんべい」なんて、「コーヒーにせんべい」に比べたら意外性は低いですよね。無論僕はせんべい汁を貶めようとしているのではなく、「コーヒーにせんべい」は意外性がハンパない! と言いたい点について、ご理解ください。「コーヒーに南部せんべい」は、それだけインパクトがあるように僕は思います。

さらには、食べる人がその場で自分の好きな堅さにせんべいを変えながら食べるという楽しさと便利さ(固すぎておせんべいを食べられない人にもOK)もありますし、ここ数年徐々にメジャーになってきている「ぬれせんべい(醤油なんかを含んでフニャフニャとしたせんべい)」の存在も大きいですね。

「コーヒーに南部せんべい」という食べ方は、そもそも八戸でメジャーなのか? という一抹の不安はありますが(僕の身の回りでは普通だったのですが・・・)、これ、もしご存知無い方はお試しあれ。食パンをコーヒーに浸ける感覚で、ひとつ。

もしかすると、せんべい汁に続くヒット商品になるかも?

'08 10月06日 (月) 21時30分 : 八戸コーヒー通信Vol.0 八戸の人はコーヒーを大事にしている気がする

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スターバックスに、「ほげほげフラペチーノ」ってありますよね。あれ、「フラッペ」と「カプチーノ」を組み合わせたスターバックス独自の造語なんだそうです。へえー。てっきり外国には昔から「フラペチーノ」という飲み物があるもんだと思ってました。ちと恥ずかしい。

で、この話を聞いてふと思ってたんですけど・・・八戸の人って、コーヒーをすごく大事にしているのではなかろうか?

朝市に行くと、ゆっくり座ってコーヒーを飲ませてくれるお店が出てますし、イサバノカッチャがコーヒー片手に商売してるのもよく見ます。陸奥湊の観光案内所でもコーヒーを出してくれます(ちゃんと夏場はアイスコーヒーも用意してくれている)。

僕の交遊範囲の中だけかもしれませんが、大抵の家ではコーヒーを出してくれます。特に核家族ではなく、おじいちゃんおばあちゃんと同居している家のほうが、コーヒーを出してくれるような気がする。

調査不足ではありますが、ここに仮説をひとつ提示したいと思います。

仮説:もしかして、八戸ってコーヒー王国ではなかろうか?

寒さの厳しい土地だから、すぐ体を暖められる飲み物を出せるようにしておく文化が根強く息づいているのではないかと思うのですが、特に八戸は老若男女・誰も彼もがコーヒーを飲んでいるような気がするんだよなあ・・・

どう思いますか? ご意見求ム、です。もしこれが本当なら、「北のコーヒーどころ」としてアピールできる気がします。噂のケンミンSHOW辺りに取り上げられるぐらいのテーマにはなるのではないか? 「八戸に行ったら、うまいコーヒーが飲める」なんて、ちょっと良いな。

ちなみに今日の写真は、帰省する度に必ずお蕎麦とおでんを食べに行く「漁港ストア」さんで飲む一杯のコーヒー。漁港を眺めながらの、あったかい一杯。うまかったなぁ。(ちなみに一杯150円ですが、ご飯を食べると100円にサービスしてもらえます。是非!)

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