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iPhoneアプリ開発 Archive
'10 03月13日 (土) 15時50分 : iPhoneアプリ開発日記:はじめの一歩


ふと、ある晴れた日に、iPhoneのアプリを作ろうと思い立ちまして。「ある晴れた日に」の部分はウソです、すいません。
・・・で、とりあえず1時間かけてやった結果が→の写真。最初は暗中模索になったけど、なんとなく勘でやってたら出来ました。案外何とかなるものです。ここまで来るまでに困ったことや気づいたことをまとめてみたいと思います。
iPhoneSDKのダウンロードとXCodeの起動
- iPhoneSDKをダウンロードしようとするが、サイズがバカでかいので「あっ、今すぐプログラミングを始めたい!」と思ってやり始めた人はガッカリします。注意。
- iPhoneSDKをダウンロードしようとすると、登録が必要になります。AppleIDがある人はすんなり登録できますが、途中日本語が「???」という具合に化けてしまっているところがあります。解決策は・・・無視。そのまま進んで大丈夫!
- iPhoneSDKは、タダでダウンロードできます。でも、お金を払わないユーザは自作アプリを自分のiPhoneやiPodTouchにインストールできませんので、ご注意を。
- iPhoneSDKをダウンロードすると、開発を楽にするアプリ(統合環境という名前で呼ばれます)であるところの「XCode」も一緒についてきます。普通Xcodeを入手するためにはMac OS Xのインストールディスクを使うことが多いですが、その必要はありません。
- iPhoneSDKをインストールした後、Dockにはアイコンも何も追加されません。インストールしたハードディスクのルート(一番上の階層)から、「Developer」→「Applications」とたどるとXCodeがあるので、Dockに登録しておきましょう。他のアプリはXCodeから起動できるのでいらないと思います。
iPhoneアプリの「HelloWorld」まで
- XCodeを立ち上げたら、とりあえずプロジェクトを1つ作って、そのままコンパイル+実行してみましょう。iPhoneシミュレータが立ち上がって、画面に何も表示されていないiPhoneがMacの画面に出てきます。これで一通りの環境が整ったことの確認になるでしょう。
- 非常に大雑把な分け方だけど、iPhoneアプリの作り方には、コードだけで作るやり方と、「Interface Builder」というGUIのアプリを使って作るやり方の2通りがあります。手っ取り早くやるなら後者。
- XCodeのウィンドウの左側のペイン「Resources」を開くと、中に「プロジェクト名.xib」というファイルがあるので、ダブルクリックして開くとInterface Builderが立ち上がる。パーツっぽいものがたくさん並んでいるウィンドウから、iPhoneの画面を設計するためのメインウィンドウにパーツをドラッグドロップしてみましょう。
- 一通りやってみたら、テキストのパーツ(UILabel)をドラッグドロップして、ダブルクリックして、テキストを編集すれば、HelloWorldの出来上がり。ただし、Interface BuilderはXCodeとは別のアプリで、.xibファイルを上書きしてあげないとXCodeから実行しても変更が反映されないので注意。
- ちなみに、.xibファイルとは何だろね? と思うかもしれないけれど、今は「Interface Builderで簡単に作れるアプリの設定みたいなもんかな」と思っておけば大丈夫。後述するドキュメントを読めばすべて分かる。
- 事前知識がまったく無いと、この辺でハラハラしてくるので、外に助けを求めましょう。僕の場合は、ネットで要領を得ない検索をしていたんですが、Twitterで助け舟を出してくれた方がいて劇的に助かりました。
- ネットで調べるにしても、Apple公式サイトすらバカでかいという有様。でも、以下に示すこのサイトだけは読んでおきましょう。iPhoneがどうやって動いているか?とか、iPhoneアプリの基本構造が分かります。
iPhone Dev Center(日本語版)
https://developer.apple.com/jp/iphone/library/japanese.html
- 上のサイトで箇条書きされたドキュメント群のうち、必須なのは以下の3つ。プログラム経験のある人なら概略をつかめるはず。
おすすめ書籍
おすすめ書籍は以下の4冊(Twitterで教えていただいた)。念のため本屋さんで立ち読みしたけれど、全部良書っぽかったです。僕が買ったのは上の2冊。
「iPhone SDK アプリケーション開発ガイド」
何よりも先に買うべき本。筆者の(多少強引な)ストーリーに従いながら勉強を進めていけば、いつのまにか身についているという安心のオライリー・クオリティ。大学生の時に「C実践プログラミング 第3版」では大変お世話になりました。オライリーの本は表紙の図柄であだ名が付けられるのが常ですが、「C実践プログラミング 第3版」
の表紙はウシなので「ウシ本」の愛称で親しまれています。ここでご紹介する「iPhone SDK アプリケーション開発ガイド」
の表紙は「フキナガシハチドリ」だそうです。さながら「ハチドリ本」でしょうか。
「iPhoneプログラミングUIKit詳解リファレンス」
iPhoneアプリを作る上で絶対に必要になるのが、UIKitという名前のライブラリを理解すること。この本はUIKit全体を詳しく解説してくれているので、オンラインのリソースをコツコツ追うよりも短時間で勉強できるんじゃないかと思います。特に強調したいのは、本書の第1章で「Interface Builderを捨てる方法」について書いてあるところ。プログラマはGUIとか使わずに全部自分のコードで開発したい人が多いように思いますが(自分もその一人)、見事にそのニーズに応えているあたりが素晴らしい。一度Interface Builderから抜け出す術を憶えてしまえば、あとはコードだけ勉強すれば良いわけで。
「詳解 Objective-C 2.0」
iPhoneアプリ開発に使う言語、Objective-C。オブジェクト指向なC言語かな? と思ってソースを見てみると、なんだか訳の分からない言語に見えてしまう悲しい言語を、しっかりと解説してくれます。見た目はギョッとしてしまうかもしれないけれど、C/C++/Java/JavaScript/Perl/アセンブラの経験(業務で使ったのは、このうちC/C++/アセンブラ)がある僕としては、「所詮はCで書かれた言語」「クラス変数と名前空間のないC++」なんて具合に受け入れていったら、1日で嫌悪感は消えました(最初の一日は「汚い言語だなぁ」と思ってました、正直なところ)。
「iPhone Core Audioプログラミング」
iPhoneアプリで音をガッツリ扱いたい人向け。今僕が作りたいアプリは当面2つなんですが、いずれも音はそれほどフィーチャーしていないので買ってません。けど、中身は読みやすくしっかりしているし、扱っているテーマがプログラマ心をくすぐるんですよ。以下に一部を抜き出しますと・・・
- アプリケーションに簡易再生・録音を組み込みたい
- シンセサイズが行いたい
- ゲーム等で場面に応じた距離と方向による音の定位を行いたい
- 複数のサウンドファイルを同時に再生したい
- 波形編集を行いたい
・・・うーむ、いずれ手に入れる事になりそうです、この本。
まとめ
というわけで、ざっくりではありますがiPhoneアプリ開発の入り口部分をまとめてみました。個人的な感覚ですが、iPhoneOSもiPhoneSDKも、統合環境のXCodeも、とってもよく出来ているなあという印象です。特にiPhoneアプリを作りたいと思っていなくても、趣味や暇つぶしとして一度覗かれてみると楽しいかもしれません。
次回はもう少しアプリ開発を進めた途中経過報告でお会いいたしましょう!
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