
当たり前の話ですけど、朝市っていう言葉をよく見ると「朝」と「市」から出来ています。朝市好きな八戸市民の皆さんは当然「市」というイベントに出かけるわけですが、実はそこで楽しんでいるのは「市」だけではなく「朝」であることを、忘れてはいけないように思います。
一日の始まりで、まだ昼も夕方も夜も残っている。前の日の疲れも消えて、早起きをした充実感が体中に湧いている。暑さも影を潜め、さわやかな風が吹いている。光は白々と辺りを包んでいて、すべてが祝福されているかのように輝いている。
朝市の主役は「市」でもあり、「朝」でもあるんですね。
仕事で忙しい生活が延々と続く時期があったり、体調がどうにも戻らない日々がくすぶり続けていたり、昔からの悩みを未だに抱えて暮らしていたり...。そんな人でも、朝市でのんびりとコーヒーでも飲んだり、お蕎麦をすすったり、ウミネコさんと遊んだりして欲しいなぁって思います。朝市の「朝」のほうがコッソリと効いてきて、束の間は悩みから解放されたような気持ちになれるかもしれませんから。
結局は消えない悩みを抱えているのが僕たちだとしても、朝は24時間おきに必ずやってきます。朝は世界を一度リセットします。自然はそんな風にして、美しいこの世界を保ち続けてきた訳です。ならば、僕たちも自然の一部だとするのなら、朝にリセットするのが当たり前というものではないでしょうか。
朝市の主役は「市」でもあり、「朝」でもあるんです。
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