
海が荒れると漁ができない、魚がいなけりゃ稼げないという漁業の町・八戸が戦後大きく成長することが出来た理由のひとつである工業は、今も臨海部に雄大な工場群を展開しています。工業用の列車や地下のベルトコンベアによって供給される原材料が、物言わぬ工場によって黙々と粛々と別の何かに作り替えられていきます。かつては工業地帯独特の臭気に満ちていた場所もありましたが、今や煙突が吐き出す煙もほとんどが水蒸気。音もなく、作業員の作業の安全を確保するライトだけが時折チラリと瞬くだけの工場群。
寡黙な父親の背中のような、その姿。
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