
港町八戸には昔ながらの・・・というか、原始的と言っても良いぐらいの朝市が立つことが文化になっていて、陸奥湊という場所でも「売り物を置いておく、誰かが買う」という感じの素朴で'(良い意味で)粗野な市場の形態が見られるんですが・・・上の写真は、そんな町のヒトコマです。
ただの道端に小さな敷物をしいて、そこに普通のおばあちゃんが座ってモノを売るんですね。現場を見ていただければきっと伝わると思うのですが、スゴイ迫力です。
- 普通のおばあちゃんが真冬の早朝からしばらくの間「外に座っている」のがスゴイ。
- しかも、座っているすぐ横には雪が積もっている。強烈に寒そうなのに、おばあちゃんは意にも介さない。
- 郵便局の入り口に近いところに店を開いているのがスゴイ。郵便局の皆さんが地域の文化を理解されているからできる。全国でユニバーサルなサービスを展開する郵便局が、港町八戸の朝市文化を受け入れているのだから。
- お店のすぐ前を車が走ります。それも、卸の業者のトラックです。ここでは、卸と小売の両方がいっしょくたに混在しています。というか、そもそもそういう区別が無いのです。
- 値段だっておばあさんの言い値です。交渉はできますが、価格.comのような「客観的に値段の適正さを判断する手段」が無いので、最後は自分の裁量で値段を評価しなければなりません。
- こんな風なおばあちゃんが、道端に何十人と座っているのです。そして口々に「見でけでー!」「買ってげー!」(見てちょうだい、買ってちょうだい)と叫んでるんです。
・・・スゴイです。これだけ差別化されたものがあるんだから、八戸市民の皆さんは誇っても良いと思うし、よその人は見に行っても良いと思うんですよね。そして最後に付け加えるならば、まだまだ僕が気付いていない価値が、きっと陸奥湊の道端で今日も眠っていることでしょうから、それを見つけに行きたいと思っていたりもします。
陸奥湊の道端の迫力がスゴすぎる、というお話でした。
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