
開設から一周年を迎えることが出来た当サイト宛に、時々メールが来ます。管理者の僕が言うのはおこがましいのですが、当サイトのコンテンツ(特にphoto)を評価していただくことが多く、そんなメールに励まされながらの一年でした。
そんなメールの中では、当サイトへの励ましのほかに、八戸に対する想いを聞かせてもらえることもあって、それを読むともう僕は正直グッと来てしまうんですけども、そんな想いを僕の胸だけにとどめておくのはもったいない! と思い、メールから一部を抜粋して読者の皆さんにご紹介するコーナーをはじめようと思います。
題して「八戸を想うことば」、第一回目に紹介したい想いは、短い文章に素直な想いが詰め込まれたこちらの4行です。
八戸を出て8年。
東京を見れば見るほど、
八戸の良さを感じます。
いつか八戸に帰りたいなー、そう思います。
八戸の人がよく言う言葉に、こんなものがあります。「八戸なんてダメだ。東京よりも遊ぶところも無いし、店も無い」。この言葉自体は正しいんだと思います。確かに東京に比べれば、八戸には遊び場も店も少ない。それは事実だと僕も思います。けど、この文章をよく読んでみてください。
- 東京を見れば見るほど、
- 八戸の良さを感じます。
実際に東京に住んだ上で、東京を見れば見るほどに、八戸の良さが感じられるのだと、この方は言っています。「まさか」と思われる八戸の方もいらっしゃるかもしれませんが、事実この方はそう感じている。もっと言えば、僕もそう感じています。八戸を離れ、都会に一度住んだ後で振り返った八戸は、魅力で満ちている。
美しい自然、そびえる山と広がる海、豊かな季節、おいしい食べ物、気楽に安心して出歩ける治安の良さ、四季折々の祭りと習俗、港町独特の文化、心落ち着く静けさ、凛とした空気・・・風。これらは、間違いなく八戸が東京に勝っていると自信を持って言える特徴です。間違いない。
だからといって、実は特に八戸と東京を比べる事すらナンセンスだったりするんですよね。それぞれの町に良いところがあって、両方とも完璧ではない。それだけのことなんです。なるほど東京にはきらびやかな町があって、何でも買えて、色々遊べる。それはそれで素晴らしいことです。でも、東京では決して感じることができないもの・・・吹くことの無い風が八戸には吹いていることも、これもまた事実なんです。
東北新幹線「はやて」は、漢字で書くと「疾風」。急に吹き付ける風のことを意味する言葉で、陣風とも書きますね。一陣の風、というヤツです。
八戸を離れ東京に住む人にとって、電車一本で八戸に行けるということが、どれほど心強いことか。東京駅のホームにたたずむ八戸行きの新幹線を見るだけで、胸の中が透き通っていくような感覚を覚えます。その時、もう八戸を想う人の心には、八戸の風が吹いているのかもしれません。
今日の写真、そして東北新幹線を考えてみる
今日の写真は鮫駅のホームの夕暮れです。大都会東京から、港町のど真ん中である鮫まで、実は乗り換え1回で行けちゃうんですよね、よくよく考えると。東京の網の目のような鉄道網の中で、乗り換え1回で行けるところなんてたかがしれているというのに、鮫のこのホームにはたった1回乗り換えるだけで立ててしまうと考えると、何だか不思議な気持ちがします。
八戸に対する不満やグチの中で、往々にして経済問題(商業規模、働き口、賃金)は声高に叫ばれるもので、新幹線に対する期待も「カネ」に対するものがとても多く聞かれました。でも、お金なんて代物はそう簡単に動くものでもないのは、意見している側の人だってうすうす分かってるはず・・と僕は思ったりします。
お金はお金で大事だけれど、それとはまったく別の切り口で「故郷が近くなり、手が届きそうで、風が感じられる」ことを、新幹線は実現しました。都市部と八戸を行き来することが簡単になることによって、よりそれぞれの個性や良さが如実に目に見えるようになりました。こんな所から改めて東北新幹線の意味を考え直してみるのも、面白いかもしれません。お金はそう簡単に近づいて来なかったかもしれないけど、心は近づいているように僕には感じられますし、これはチャンスと見るべきでしょう。
東北新幹線については、青森までの延伸が近々実現されることもあり、八戸でもホットなトピックのようですが、こちらも不思議と後ろ向きな話が聞こえてきたりします。こちらについては別の記事で掘り下げたいと思います。
それから、今回が第一回のシリーズ「八戸を想うことば」、こちらは皆様からのメールの中からピックアップしたいものがあった場合にこちらから掲載許可をいただく形で、不定期で進めていきたいと思います。もし八戸への想いがある方がいらっしゃいましたら、aboutに記載されているメールアドレスまでご一報下さいね。
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