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'09 03月12日 (木) 01時01分 : ウォシュレット=足湯なのだ

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痔持ちである、私は。といっても軽い症状で、2度の手術をかいくぐった父親から大痔主の遺伝子は受け継がなかったようであるものの、うっかり気を抜くとオシリさんが機嫌を損ねるので、毎度毎度催す度に細心の注意を払うことになる。というわけで、ウォシュレットは今や生活必需品。紙でこするという刺激を与えることなく粘膜を清潔に保つことができるウォシュレットは、痔持ちには救いの神なのであります。

そんなこんなでウォシュレットについて調べてみると、生まれはアメリカであることが分かった。痔の患者用として、アメリカのベンチャー企業であるアメリカン・ビデ社が1964年に売り出した医療用便座「ウォッシュ・エア・シート」がその元祖。僕よりも10歳以上年上の商品。しかしその質は劣悪で、輸入販売をしようとしていたTOTOの社員は大変な想いをして改善をくわえ、やっとのことで日本での販売にこぎ着ける。不浄のものとして忌み嫌われ、雑誌や新聞の広告を断られる状況で打てる広告はテレビCMのみという状況で、一級のコピーライター・中畑貴志が紡いだ「おしりだって、洗ってほしい」というキャッチコピーを武器に一大キャンペーンを張ったことにより、事態は好転、大ヒット商品となった、とのことです。

つまり、ウォシュレットはもともと医療用機器だったわけですが、今の僕やウォシュレット愛用者が感じている魅力は別のところにもあります。

「お湯であたたかく洗うのがキモチイイ」。

アメリカン・ビデ社という名前のビデは元々フランス語で「子馬」という意味で、浅い洋式便器のような形をした女性器洗浄器がその由来です。そこを出発地点としてアメリカン・ビデ社は痔の患者用便座としてウォシュレットを開発しますが、この時点のウォシュレットには「水温が安定しない」という不具合がありました。水温をあたたかく一定に保つことに対して、エンジニアや経営者がその重要性を認めていなかったことの証左でしょう。

その点、日本のTOTOは一定の温度のお湯に徹底的にこだわりました。元々はバイメタルという機構が用いられていました。例えばトースターで、パンが焼けた温度を察知してスイッチを切っているのもバイメタルです。このバイメタルという機構では温度を精密に一定化できていなかったのですが、そこからTOTOはICを導入し、水に強いハイブリッドICへと改良し、さらに細かな制御を長期間実現すべく、電熱線の素材をアルミからステンレスに変更し、やっと完成を見ました。

そのおかげで、僕はウォシュレットに座るたびに、おしりを清潔にできることと「あったかくてキモチイイ」という2つの喜びを手にすることが出来ました。

で、ここで思うんですけど、おしりが「あったかくてキモチイイ」ことを日本人に重要視させているのは、お風呂と温泉の文化ではないだろうかと思うんです。小さい頃からお湯につかる気持ちよさを体感し、かつ文化的な重要性も認知されている環境に育った日本人にとって、「お湯に入ってあったかくてキモチイイ」という感覚は親しみのある気持ちよさです。山間の温泉地を散策した後で入る足湯の気持ちよさ・・・アレを味わうことができるのは、小さい頃から訓練されてきた賜物でもあるように思います。

そんな気持ちよさを連想できたからこそ、TOTOのエンジニア陣は徹底的に水温にこだわったように思うんですね。痔を改善するぐらいの洗浄力を持ちながら、足湯にも似た気持ちよさを与えてくれるウォシュレットは、もはや日本人の健康・生活品質・労働効率を改善するライフハックツールだと言ってもいいでしょう。

なんで急にこんな話を?

いきなりウォシュレットについて語り出したのには理由がありまして。以前、とある先輩から「ウォシュレットはノズル部分が汚いからキライだ」と言われたのをずっと根に持っていた・・・というと言葉が悪いですが、その時は反論できなかったので、いつかしっかりと理解してから回答したいと考えていたからです。

というわけで、最後に先輩の疑問に答えましょう。「ウォシュレットはノズル部分が汚いのか?」

  1. ウォシュレットは斜めに温水を当て、反対側に水しぶきを飛ばすため、汚れた水はほとんどノズルに当たらない。
  2. ノズルは使用後、便座の奥に引き上げられ、洗浄殺菌される。
  3. 一方おしりでは、継続的に大腸菌が増える。
  4. したがって、ノズルは比較すれば「おしりより清潔」であるから、ウォシュレットすることによりおしりはキレイになる。

ちなみに、おしりの大腸菌はパンツ・ズボンなど簡単に突き抜けて広がる性質を持っています。その先輩はハイハイが出来るようになったぐらいのお子様をお持ちなんですが、ウォシュレットせずに大量の大腸菌を付けっぱなしのズボンで座り込んだ床の上を、子供がハイハイしたり、床を触った手を口に入れたりすることを考えたら・・・ね、先輩? そして何より、ウォシュレットの足湯的な心地よさを感じてほしいなあ、と切に願う次第であります。

今日の写真と参考資料

今日の写真は八戸・中居林地区の薬局の店頭を撮影させていただいたものです。カエル、かわいいなあ。薬屋さんって小さい頃は少し怖いイメージがありましたけど、年を取ると本当に助かります。もう少し、好きになってあげていればよかったなぁ、薬屋さんのことを。ウォシュレット同様、食わず嫌いは良くないな、と。実は僕、これだけウォシュレットを褒めておきながら、高校生の頃に友人宅のウォシュレットを遊びで動作させてトイレを水浸しにしてしまってから、食わず嫌いだったんです。ノズルと目が合いました(笑)

さて、今日の記事では主に下記サイトを参考にさせていただきました。感謝。

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Comments:2

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Yoshino 2009年3月13日 14:35

八戸市制80周年 だって御存知ですか??
「たねブロ」で、みたんですよー。

from8.org管理人 2009年3月14日 01:24

>Yoshinoさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます!

そうそう、市政80周年なんですよね!
僕は八戸を遠く離れて暮らしているので、八戸の情報源は主に
ブログや八戸市の公式ホームページなんですが、
八戸市の公式サイトではあまり大きく採り上げられて
いなかったのでスルーしてしまっていました。反省。

たねブロさんの記事のような記念商品があるなんて!
ああ、手に入れたい!!

ちょっくら調べてみて、あとで記事にでもしようかと思います。
教えてくれて、ありがとうございましたーっ!

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