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'09 01月07日 (水) 19時07分 : 惜しい港町・八戸

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のっけから挑戦的なタイトルですいません(汗) 腹立たしく思う人もいるかもしれませんが、とりあえずは「ほぼ日刊イトイ新聞」さんの新春特別連載「タモリ先生の午後2009」の「第4回・『惜しい』の美学」から読んでもらえればと思います。

下らない話のようで含蓄深いタモリと糸井重里の対談の中で、タモリがこんな事を言っています。

タモリ 『われわれは「惜しい」って女性にいちばん「色気」を感じるんですよ。』

そうそう、これこれ! と思います。この言葉って、他には「スキがある」とか「完璧じゃない人間らしさ」とか、色々と言い換えられると思うんですけど、殊に女性の色気という情感的なものに対しては「惜しい」という言葉のチョイスがベストだと思います。男は「惜しい」女性に「色気」を感じるように思います。

色気って何だろう?

「色気」というのは、「男がまっとうな手段で女性と付き合う」というものではなく、「女性が匂わせる魅力によって、不可抗力的についつい口説きたくなる」ような感じでしょうか。そんな風に表現される色気のフィールドでは、完璧な美しさや聡明さってむしろ邪魔なんです。パーフェクトな美しさや聡明さが「直接的に男を呼び寄せる力」とすれば、色気は「間接的に男が口説きたくなるニオイ」と言えるでしょう。美点も欠点もそのままに、何も隠さずありのままに振る舞っている女性に垣間見える「惜しい」ところがないと、色気って出てこないです、やはり。

八戸の色気

で、何が言いたいかというと、八戸って色気があるように思うんです。都会を余所目に第一次産業が色濃く残っていて、不況の影響をモロに受けて、それでも地元の人は元気に横町やら朝市やら祭りやらを盛り立てているけれど、突き抜けるような活気が出てきているようにはイマイチ感じられない。

このプラスとマイナスのマーブル模様こそ「色気」ですよ。当サイトのフォトジャーナル「古くて寂しい。それが僕らの町 〜本八戸駅・鮫駅」でも触れましたが、古かったり寂れていたりすることを、隠しちゃダメだと思います。むしろそういった上手くいかないところも含めて「港町文化」としてパッケージして正直に発信しないと、「無理に整形して生兵法で勉強したウソまみれの女性」みたいに色気が出てこないんじゃないかな? って思います。

役場の人には申し訳ない書き方をしてしまうんですが、新しく計画されている「八戸市中心市街地地域観光交流施設」も陸奥湊の再開発計画も、変に八戸の実情を隠し立てるようなものでは成功しないように僕には思われるんです。そんな活性化案は、日本中何百と失敗していますしね。役場の皆さんには、日本中で失敗している通りいっぺんの活性化ではなく、斬新で「色気」のある活性化をしてほしいなぁ・・・と、ごくごく個人的に思ってます。エラそうなこと言ってスイマセン。

というわけで、ものすごく示唆的なタモリと糸井重里の話がタダで読める連載、是非読んでみてくださいね。「タモリ先生の午後2009」。

今日の写真は色気がテーマ

今日の写真は正月の夕暮れ、太陽が落ちるギリギリの瞬間に一筋の夕日が指した葦毛崎展望台です。光と影があって、建築美と荒れ野があって、実に色気があるように思うんですけど、どうでしょう?

Comments:4

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しゃーら 2009年1月 9日 13:16

遅ればせながらあけましておめでとうございます。
タモリ先生の午後、更新を毎日わくわくしながら待ってます。面白いですよねー。
この写真、綺麗ですね。モノクロっぽいのに夕日の色が入ってて、何だか神秘的。
それでは今年もよろしくお願いします。

from8.org管理人 2009年1月 9日 21:37

>しゃーらさん

こちらこそ遅ればせながら、あけましておめでとうございます!
面白いですよねー、タモリ先生の午後。
ほぼ日で催したタモリ・中沢新一・糸井重里の講演会に
有給をもらって駆けつけたこともある僕としては、
もう絶対に外せない「ヲチ」し続けてる人です。

この写真、薄暗いタイミングで露出アンダー(わざと暗く写るようにする撮影)で
撮った後、MacでRAW現像を凝りまして、ハイ。
何が言いたいかというと、褒めてもらってうれしいです、ハイ。
これからも写真と日記がんばりますので、今年もどうぞよろしくです!

堀 徳郎 2009年1月13日 00:39

素敵なブログ初めて拝見しました。私は八戸ペンクラブの会長の堀 徳郎と申します。八戸に新採用教員として着任してから今年で52年になります。ラブ八戸の思いでいろいろ「大発見」と、おもしろがっています。ブログでマイルポストと確定とありましたが、あのデーリーの写真でポールを指さしているのが私です。ブログの写真には倒壊寸前の割れ目もはっきり写っていますね。あのポールの立つ岬は三陸海岸300キロの最北端なのですが、正式な名前がありません。私はたちまち「名無し崎」と命名?しました。
また、蕪島あたりから白浜までをひとくくりにする半島?にも名前がないのです。しかしこれには私が偶然江戸時代の八戸藩成立まえの南部藩時代の絵図の中に「鮫ケ崎」の文字を発見しました。これは江戸時代を通じての呼び名だったようです。また、これこそ大発見ですが、この名無し崎にそびえ立つ三角の岩がでていますね。これを私の大学の同級生の僧正が「陰陽石だ」と喝破して、「大事にしろよ」と言って東京にかえりました。みれば見るほどそう見えますね。これこそ八戸の宝になりそうです。一度ご探訪ください。早速、注連縄をかけようとの声もでていますよ。ついでにもう一つの発見ですが、鮫角灯台から尻屋崎灯台までの優美な曲線を描く浜辺にも名前がないので、「名無し浜」と言っていますがなんと108キロなのです。象徴的ですね。「煩悩ヶ浜」案、その優美さから、女性の「うなじヶ浜」の案もあります。下北の恐山のあたりの三途の川はご存知ですね。賽の河原、極楽浜、さらに仏ヶ浦、南には浄土ヶ浜までそろっています。
今年は、初日の出を拝みに「名無し崎」マイルポストに走り、幸運にも日の出にまにあいました。いきなりの長コメントですが、よろしくお願いします。

from8.org管理人 2009年1月14日 02:06

>堀 徳郎さん

はじめまして、ようこそ!
このような若輩サイトにコメントをいただけて光栄です!

>あのデーリーの写真でポールを指さしているのが私です。

おお! ちょうど帰省した時にマイルポストについての記事が載っている
デーリー東北さんの新聞を友人から譲り受けてきたところです。
調査していただいたのも堀さんなのでしょうか?
いずれにせよ、その記事のおかげで八戸に対する理解を深めることができました、
本当にありがとうございました!

>蕪島あたりから白浜までをひとくくりにする半島?にも名前がないのです。

そうなんです! まさにご指摘の通りで、名前が無いんですよね。
そしてその事について、僕は前々から不満を持っていたわけでして(笑)

八戸小唄の「鮫の岬も潮けむり」にもある通り、あの辺りは鮫が付く名称で
呼ばれるべきかと思われます。江戸時代の文献からその名前を見つけられるとは、
すごい調査能力ですね・・・見習わないといけませんね(笑)

>この名無し崎にそびえ立つ三角の岩がでていますね。

はい、あの岩は非常に形が良くて、個人的にも大好きです。
あれが陰陽石なのですかッ!? そのようには拝見していませんでした、
次に言ったときにはじっくりと眺めてみたいと思います。
(一般的に陰陽石と言いますと、生産を司る例の奇石のことを指しますよね・・・?)

なお、葦毛崎のマイルポストや陰陽石については
こちらに写真も掲載させていただいていますので、ご一読いただければ幸いです。
http://from8.org/photo/boundary/

>鮫角灯台から尻屋崎灯台までの優美な曲線を描く浜辺にも名前がない

なるほど・・・ご指摘の通り「優美な曲線」になぞらえたいところですね。

さて、実は・・・ここで堀さんから様々な考えを拝見させていただいている
「八戸近辺の名前がついていない場所に名前を付ける」という検討については、
別途記事で用意している最中なんです。追って掲載したいと思いますので、
もう少々お待ちいただければと思います。

>いきなりの長コメントですが、よろしくお願いします。

いえいえ・・・と言いますか、こちらこそいきなりの長い返信になってしまいました。
こういう話は楽しいので、思わず・・・申し訳ありません(笑)

今後とも、何卒よろしくお願いいたします!

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