
麻生さんの所信表明演説、聞きました? 分かりやすい論旨、前向きな態度。良いですね。安倍さん・福田さんと痛い2連敗中の自民党、真打ち登場な感があるな、と個人的に思ってます。
特筆すべきは、政治を前に進めるための方法として、小泉さんとはまったく違う手法を取っている、後追いしていないという点です。一時代を気付いた小泉さんと麻生さん、二人の総理の指針を簡単にまとめると、こうなると思います。
- 小泉さん : 敵は自民党内。自民改革路線(小泉さん)VS自民党族議員(郵政族)
- 麻生さん : 敵は民主。自民党(麻生さん)VS民主党(小沢さん)
小泉さんは自民党内で、悪く言えばマッチポンプ的に世間を煽り、そこがマスコミに「劇場型政治」と揶揄されたりもしました(マスコミのやっかみだと思いますけどね)。
しかし、麻生さんは小泉さんのような路線をとらず、正々堂々と民主党と対決する路線を採りました。これは「劇場型政治」と揶揄されるスキがありません。与党VS野党で論戦を張る、これはまったく正しい政治の形です。政治はこうじゃなきゃいけませんね。
さて、対立軸をはっきりさせた上で、麻生さんは何個か「国民の皆さん、これらの材料で自民か民主を選んで下さい」という項目をリストアップしています。
麻生さんが言う「自民と民主のちがい」
では次に、麻生さんがリストアップした国民に選択してほしい項目をまとめます。重要な点だけを抜き出したつもりです。
- 自民「議論したい」 VS 民主「政策が悪いので議論はしない」
- 自民「安心実現のための緊急総合対策」 VS 民主「財源が不透明な経済対策」
- 自民「消費者庁の創立」 VS 民主「なにかしらの対案」
- 自民「日米同盟の強化」 VS 民主「国際連合が大事」
- 自民「海上支援は日本の国益」 VS 民主「海上支援はやめるべき」
さて、上記について○×をつけていけば、自ずと次の選挙はどちらに投票すべきかが決まります。ここまで書いておいて書き逃げはアレなので、僕の考えを。自民を評価するかで○×をつけてみます。
- ○自民「議論したい」を支持。民主党は昔の自民党のように議論を拒否している。
- ○自民「緊急経済対策」すべき。先日書いたように、日本の借金は減少中。民主は財源を示せ。
- ×自民「消費者庁」は消費者センターと連動するシステム面の議論が不十分。いらない。
- ○自民「日米同盟」が大事。というか、中国・ロシアの拒否権がある国連は国益に適わない。
- ○自民「海上支援は日本の国益」。大国すべてがテロと対峙する態度をとるべき。
というわけで、今のところ4対1で自民党を支持します。選挙までに変わるかもしれないので、あくまで現時点で、という注釈付きですけども。
麻生さんが言った最も大事なこと
それより何より、麻生さんはこんな事を言いました。「財政再建は手段、目的は日本の繁栄」。
「日本の繁栄は良いことだ」。そう、これを言って欲しかった。
日本が繁栄することは良いことだ、という一言がなきゃ、国民は訳がわからなくなってしまいます。景気だの何だの、どうやったら上手くいくのか分からないことは放っておいて、とにかく「日本が繁栄することは良いことだ」というコンセプトを示す。これが大事だと思います。
社会党の頃からずーっと左寄りの思想でおなじみの日教組と自治労(公務員の労組)、加えて日本人ではない人たちを支持団体に持つ民主党の党首・小沢さんが唯一言えないことが、この「日本が繁栄することは良いことだ」というシンプルかつ強いコンセプトなのです。だからこそ、「国民の生活が第一」という、日本という国自体は肯定しないコンセプトしか、民主党は掲げられないわけです。
・・・あらためて聞きますけど、あなたは日本を繁栄させたいですか?
そして八戸へ
今日の写真は、お正月に蕪島から撮った街並です。太陽の光を受けて、厳寒の地八戸の街並もわずかながら柔和に感じられます。うららかで、正月独特の「去年は終わった、新しい一年が広大に広がっているなぁ」という淡い希望のようなものが満ちている、八戸の街並。
八戸、良くしたいですよね。心からそう思います。麻生さんの言葉を借りるなら、『八戸は脱皮できる、せねばならぬと信じるものであります』。
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